WBC2013特集:ドミニカ出身の大型新人がカナダ代表で出場!? 福岡ラウンドから少し遅れて開幕するカナダで、異色の選手が誕生しそうだ。ドミニカ生まれの大物ルーキーが、カナダ代表としてWBCに出場するかもしれない。タベラス オスカー・タベラスは、全米が注目するトッププロスペクトだ。注目度は、日本で言うならば阪神の藤浪晋太郎か巨人の菅野智之といったところか。大舞台で活躍する日が期待されている球団の秘蔵っ子だ。昨季はカージナルスの傘下2Aで、打率.321/出塁率.380/長打率.572をマークした。現在20歳。日本代表の田中将大(楽天)がWBCに初出場した時と同じ年齢である。 タベラス カージナルスの専属記者によると、チームカナダが代理人を通じて、タベラスにWBC代表入りを打診したそうだ。なぜドミニカ生まれのタベラスが、カナダの代表選手になれるかというと、タベラスは12歳から16歳までカナダで暮らし、国籍も取得したれっきとしたカナダ人だからである。 タベラス ややこしい話だが、WBCで代表選手になる資格は、その国で生まれたか、国籍または永住資格があれば良い。ドミニカ生まれでカナダの国籍を持つタベラスは、いずれの国でも代表選手になれる、ということだ。父と共にカナダで野球に打ち込んだタベラスは、「もし選ばれたらカナダのために全力を尽くす」と語っている。 その他の出場資格に、少なくとも両親のどちらかが、その国の出身であるか国籍を持っていれば良いという条項がある。こちらを採用したのが、イタリア代表のアンソニー・リゾ(カブス)だ。リゾは生まれも育ちもアメリカだが、両親ともにイタリア人である。本人は、イタリアには一度も住んだことがないそうだが、「正直なところ、アメリカ代表だったら何の気持ちも沸き上がらなかった。イタリア代表なら楽しみだ」と明かしている。 出場資格にある程度の自由が認められているのは、多くの移民を受け入れてきたアメリカやカナダの球団で構成されたMLBならではの規定ともいえる。生まれ育った国を母国とするか、先祖のルーツがある国を母国とするか、永住を決めた国を母国とするかは、選手次第だ。 WBCはグローバル展開も認知度も今だ発展途上であるため、オリンピックや他の国際大会のように、国籍にかんしてこれ以上の厳しい規定をするまでもないのかもしれない。それでも、結果としてより多くの選手が世界各国の代表として散らばり、能力を発揮したり、話題を提供したりするなどして、野球の国際化と普及に一役買っているようだ。タベラス
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