「11月1日に死にます」尊厳死を予告…脳腫瘍の米女性、揺れる思い 「いずれ、そのときは来る」 【ロサンゼルス=中村将】末期の脳腫瘍と診断された女性(29)が、尊厳死が合法化されている米西部オレゴン州で「11月1日に服薬で死ぬ」とネット上で予告し、話題を呼んでいる。女性は10月30日、尊厳死を推進する民間団体のホームページに掲載された動画で「『死』の決断は2日以降に下すことになるかもしれない」とも述べており、闘病の果ての決断と、揺れ動く思いに全米から関心が寄せられている。尊厳死 「権利ある」「自殺美化だ」あふれる賛否両論 この女性はブリタニー・メイナードさん。同月6日に動画投稿サイトで死を予告して以降、ソーシャルメディアでは「彼女には死を選ぶ権利がある」「自殺を美化するな」など、賛否両論があふれている。尊厳死 メイナードさんは同月26日の夫ダン・ディアスさん(43)の誕生日を自分の母親らとともに祝った後に、「最期をベッドで好きな曲を聴きながら穏やかに迎えたい」としている。尊厳死のため自己投与する薬も用意済みだという。尊厳死 だが、一方で先週、ディアスさんらとグランドキャニオン国立公園を訪れた際に、「気分がまだよく、笑うこともできる」と感じたという。「今が(死に)ふさわしいときではない」と話したが、「いずれそのときは来る」とも述べ、心の葛藤をうかがわせた。 昨年結婚したメイナードさんはカリフォルニア州サンフランシスコで生活していたが、今年1月に脳腫瘍と診断され、開頭手術を受けた。だが、病状は悪化し、「余命は半年程度」との医師の宣告もあり、全米で初めて尊厳死が合法化されたオレゴン州に転居した。 母親「役目は娘を愛し続けること」尊厳死 尊厳死は、ワシントン、モンタナ、バーモント、ニューメキシコの4州でも合法化されている。メイナードさんの告白で、国内では尊厳死を認めるか否かの議論も活発化している。 激しい頭痛を伴う発作は耐え難く、1日2回起きることもあるという。薬の副作用で体重は増える。「もっと生きるべきだ」との意見が一番きつい。「私のベストの選択を他人が決めないでほしい」というのがメイナードさんの正直な気持ちだという。 ディアスさんは「一日一日生きている」とコメントし、母親は「どう生きるか、どう死ぬかではない。私の役目は娘を愛し続けることだ」と言い切った。尊厳死
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