須藤元気とヒクソンが新格闘技大会PR ヒクソン次男も参戦 格闘技界に熱気を再び――。かつて主力選手として国内のブームを牽引(けんいん)した、須藤元気さん(36)とヒクソン・グレイシーさん(54)が、ともに格闘技の魅力を訴え、観戦を呼びかけた。国内のプロモーションとしては久々となる、新たな格闘技大会の開催が26日発表され、両氏がそろって都内で記者会見に臨んだ。 大会名は「REAL FIGHT CHAMPIONSHIP」。ダンスユニット「WORLD ORDER」のパフォーマンスでも注目される須藤さんを総合プロデューサーに招いた。MMA(総合格闘技)の興行を国内の大会場で順次開催。土俵をイメージしたという円形のケージ(金網)を、試合の舞台に用意する。世界の団体に提携を呼びかけ、新たなスター選手の発掘にも努めるという。 ヒクソン 年内にも第1回大会を開く。その目玉として、ヒクソンさんの次男であるクロン・グレイシー選手(25)の参戦も発表。日本人トップクラスの実績を誇る青木真也選手(31)をグラップリング(組技)ルールで破った注目株の、MMA初参戦となる。クロン選手は「尊敬する選手が多くいる日本で戦うのが、小さい頃からの夢だった。父を超えるつもりで頑張りたい」と抱負を語った。 ヒクソン 拓殖大レスリング部監督も務める須藤さんは、「教育者として、明るく楽しく、透明性の高い試合を提供したい。目標はUFCとの対抗戦」と意気込む。また、マッチメークにファンの意見を取り入れたり、ルールを柔軟に設定したりするなど、広い客層を取り込む工夫を検討しているという。 ヒクソン 最近はメンタルコントロールの重要性を説く著作でも知られるヒクソンさんは、「日本には武道が根付いており、(日本人柔道家の前田光世から柔術を教わった)グレイシー一族のルーツがある。クロンのMMAデビュー戦はどうしても日本でやらせたかった」と、日本への愛着を語った。さらに「クロンはまだ若く、私よりも素質がある。必ずどんな相手にも勝てるはずだ」と、父である故エリオ・グレイシー以来の“最強の一族”の称号を、次の世代でも守り通す自信をのぞかせた。(北林慎也) ◇ 〈国内の格闘技大会〉 1980年代に隆盛を極めたプロレスに取って代わるように、「K―1」「PRIDE」など、「真剣勝負」を売りにした興行が急成長。2000年代初頭には、大みそかに民放各局がこぞって中継するほどのブームとなった。しかし、反社会的勢力の関与やギャラの未払いなどのスキャンダルが取り沙汰されると、大会数は激減。活躍の場を「UFC」など海外メジャー大会に求めて、主力選手の国外流出が相次いだ。近年は「元・暴走族総長」「現役ホスト」といったユニークな肩書の出場者による「地下格闘技」大会が、小規模ながら全国で林立。一方で、一部の関係者が刑事事件を起こすなどのトラブルも目立っている。ヒクソン
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